☆° 『君に恋したサーカスクラウン』制作ノート
- 5月5日
- 読了時間: 3分
君に恋したサーカスクラウン|制作ノート
■この作品の出発点
最初にあったのは「ピエロ=笑顔」という記号への違和感。
“ずっと笑っている人間は本当に楽しいのか?”
という疑問からスタートしています。
ここで重要なのは、「悲しい裏側を描く」だけではないという点です。
■テーマの再定義
表向きのテーマは「恋」だが、内部的なテーマは別にあります。
・感情はどこからが本物か
・役割を続けた結果、自己認識はどう歪むか
つまりこれは恋愛作品ではなく、
“感情の帰属が曖昧な人間の観察”に近いかもしれません。
■ピエロという存在の設計思想
ピエロは「嘘をつくキャラ」ではない。
むしろ逆で、嘘と本音の区別が曖昧になっている状態。
・笑顔 → 嘘ではない(習慣)
・優しさ → 本音か演技か不明
・恋 → 感情か役割の延長か不明
この「全部グレー」にすることで、
どのシーンも確定的な解釈ができない構造になっています。
■“君”の扱い
“君”はあえて情報量を削っています。
理由は2つあり、ピエロ側の視点を濁さないためと、受け手が自分を投影できる余白を作るためです。
結果として、“君”は人物というより
“感情を引き出すトリガー”として機能しています。
■構造設計
この作品は三層構造になっている:
① 表層:恋愛に見えるストーリー
② 中層:ピエロの内面の揺れ
③ 深層:感情の正体への疑問
■制作中に捨てた案
実際にはもっと分かりやすい構成もありました。
・クラウンが泣く描写
・恋が明確に成就する展開
・感情を説明するモノローグ
すべて排除しています。
“分かりづらくする”ためです。
■最後に(制作者としての本音)
この作品は“正解”を提示しません。
むしろ、違和感だけを渡して終わる作品となっています。
その違和感をどう扱うかは、受け手次第です。
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☆° 楽曲『君に恋したサーカスクラウン』
歌:れよん
▼ MV:YouTube
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☆° デジタルセット収録内容
・楽曲音源(WAV / MP3)
・ジャケット高画質データ
・デジタルブックレット(短編小説+歌詞+キービジュアル/全12ページ)
▼ デジタルセット:BOOTH商品ページ
☆° 作品シリーズについて
恋は、誰かの人生になる。
すべての恋に、その人だけの結末を。
恋するステラでは、音楽と物語を組み合わせたオリジナル作品を制作しています。
これからも新しい楽曲と物語を公開していきます。
作品を気に入っていただけたら、MVや物語もぜひお楽しみください。
制作:恋するステラ