終わらない夜を書く理由―「月光ワルツ・ファンタジア」が生まれた背景―
- 2月16日
- 読了時間: 2分
月光ワルツ・ファンタジア 製作ノート
Q.なぜこの曲(月光ワルツ・ファンタジア)を書いたか
A.終わらない夜を書きたかった。
楽しい時間や、心が通じた瞬間ほど、
「このまま止まってしまえばいいのに」と思うことがある。
でも現実では、時間は必ず進み、夜は必ず明けます。
それでも、
一曲分だけは夢でいさせてほしかった。
名前も立場も忘れて、
ただ“今この瞬間”を共有するための音楽。
だからこの曲は、
恋の始まりでも終わりでもなく、
「時間がほどける一夜」そのものを描いています。
Q.なぜこの小説を書いたか
A.音楽だけでは描ききれなかった“視線の裏側”を書きたかった。
曲の中では、
踊っている二人は対等で、軽やかで、魔法の世界みたいに見える。
でも物語にすると、そこには立場や記憶の差、
言えない想い、知っている側と知らない側が存在する。
シエルは知っている。
フルールは知らない。
そのズレがあるからこそ、
あのダンスは一層、特別になる。
この物語は
「幸せな夜」の裏にある、
言葉にできない感情の層を残すために書きました。
Q.なぜこの世界観なのか
A.一度きりの感情を、使い捨てにしたくないから。
この世界観には、
派手な勝利も、完全なハッピーエンドもない。
あるのは、
すれ違い
言えなかった想い
ほんの一瞬、確かにあった願い
そういう感情こそが
人の心に長く残るものだと思っています。
曲が終わっても、
物語が閉じても、
「確かにここにあった」と思える世界を残したい。
だから、音楽だけで終わらせず、
物語にし、この世界観を積み重ねていきたいと思います。
恋するステラ